会社案内
周りがサポートしてくれる
部署を超え、柔軟に協力できる環境
課せられたミッション
東京都からの委託に基づき、私たちは指定管理者として海上公園の運営管理に取り組んでいます。公園を訪れるみなさまに心地よく過ごしていただくため、公共空間としての公園は常に安全な状態であることが何よりも大切です。この状態を保つため、法律で定められたもののほか、当社が独自の基準で定める点検を定期的に行っています。
公園に季節のお花を植えることや、楽しいイベントを開催することは、お客様の満足度を上げるためにも欠かせない取組である一方、公園が安心できる場所であるための安全管理は、公園管理として一番の土台にあたる部分です。外側からは見えにくい仕事ではありますが、大きな使命とやりがいを感じるところです。
仕事内容
当社が管理する海上公園のうち、お台場海浜公園やシンボルプロムナード公園などの臨海副都心エリアの公園、新木場の江東区立若洲公園の管理を担当しています。多くの施設がある中、一つひとつの施設が安全に稼働するよう、異常がないかの点検を適切に行い、異常があった場合は速やかに現場の管理担当者と調整の上対応します。委託作業や修繕工事の監督にあたる業務も担当し、工事内容の設計から発注、進捗管理までを一手に担います。また、公園内の美しい景観をつくる「花壇ボランティア活動」の運営もしています。都民の皆さんと一緒に一年中お花が楽しめるよう、植物について専門的な知識を持つ先生にアドバイスを仰ぎながら、花の植え替えをはじめとするメンテナンス、ボランティアコーディネーターとして参加者の方々への指導を担当しています。
01東京港埠頭を選んだ理由
造園職10年のキャリアを活かせる環境とスケールの大きい業務内容
東京都の外郭団体(事業協力団体)という性質を持つことから、公共性が高く、かつスケールの大きい仕事に取り組めるのではないかと思い、志望しました。前職を含め、公園管理の仕事には10年以上携わっていますが、民間企業で働いてきたこともあり、行政の仕事に対しては「指示されたことを淡々と行うものだ」というイメージを持っていました。転職活動をするにあたり、「行政」というキーワードで多くの募集を探してきましたが、数ある募集の中、社会的な貢献度の高い事業を積極的に行う東京港埠頭の存在が非常に強く目を引きました。「この職場ならば自分の知見を活かしつつ、さらに社会的に意義のある仕事ができるのではないか」と感じ、応募しました。
シンボルプロムナード公園の「チューリップ花壇」に覚えた造園への感動
来場者として訪れたシンボルプロムナード公園で大きなチューリップの花壇を目にしたことも、入社を決める大きな動機となりました。花壇を埋め尽くす鮮やかな花々に「まさか、お台場でこんなに素敵なチューリップが見られるなんて!」と強く感動したのを覚えています。植物や花が大好きで、休日も植物園や花畑を巡ることを趣味にしていたのですが、この美しい景色を仕事として支えている人々がいるということ、さらにそれを手掛けているのが東京港埠頭という会社であることを知り、驚きました。ここまでの規模の花壇を民間企業で行えることはなかなかないと思っていたので、東京都の外郭団体ならではの強みが発揮されていると感じ、非常に興味を覚えました。
02仕事のやりがいや誇りは?
都民のみなさんと取り組む16万球300品種のチューリップ花壇作り
特に思い入れが強いのは、入社のきっかけにもなった、シンボルプロムナード公園のチューリップ花壇作りの仕事です。16万球300品種と想像を絶する量のチューリップを、毎年秋に、私たち職員とボランティアで参加いただいている都民のみなさんで一緒に植えていきます。翌年春、公園中で鮮やかなチューリップが咲き誇る光景は、何度見ても胸がいっぱいになります。「こんなに素敵な取り組みをありがとう」と直接感謝の言葉をいただくことも多く、自分にとっては大きなやりがいにつながっています。公園というものは、誰かの心を癒やし、美しい日本の季節を感じていただける場になってほしいと考えているので、こうした景観作りに関われることは大きな誇りです。
膨大な品種の選抜で得た、後世に活きる「暑さに強い品種」への知見
東京2020大会に向けて行った夏花品種を選抜する取り組みでは、造園職として広く社会に活かせる知見を得ることができました。夏のもっとも暑い時期にあたる大会期間中、国内外から訪れる多くのお客様をおもてなしするために、鮮やかさや満開のタイミング、耐久性の観点からどの品種がもっともふさわしいか、数百にのぼる企業、団体のご協力をいただいて、4年間にわたり実証実験を行いました。1m四方のエリアへ品種ごとに12株ずつを植え、これを300〜400品種分展開して一つひとつ審査を行うという途方もない工程でした。しかし、専門家の方々の素晴らしい知見が文字通り花を結び、気温の上昇が予想される今後もきれいに咲く夏花の貴重なデータやノウハウを得ることができました。
03東京港埠頭株式会社の魅力
少数精鋭のエキスパートが柔軟に力を合わせ、大きな事業を成し遂げる組織構造
公園事業をはじめ、埠頭事業など、会社としては非常に公共性が高く規模の大きな仕事を行っていますが、その一つひとつが少数精鋭の部署の連携によって構成されているという点を魅力に感じています。民間企業出身の自分にとって、東京都の外郭団体というともっとタテ割りで大きな一枚岩の組織であるというイメージだったので、入社してそのギャップに驚いたのを覚えています。各部署にそれぞれに強力なエキスパートがいて、ときには部署を横断しながら柔軟に力を合わせ、それらが結集して大きな事業を成し遂げているという点は、会社としてみても非常に大きな特色であり、魅力的な部分ではないかと思います。
定年後の準社員も活躍する、自分から動けば親切に相談に乗ってくれる環境
会社では社員同士の交流が盛んで、異なる部署の人々とも積極的に相談ができる環境が整えられています。「いまはどんな仕事をしているの?」という何気ない会話をきっかけに私たちの業務に興味を持ち、チューリップの植栽ボランティアに参加して下さった社員もいます。社内には、定年退職された後、「準社員」として働かれている方も多く在籍しています。自分の何倍にものぼる技術と経験を惜しみなく提供してくださり、とても心強い存在です。一人ですべての専門的な知識を網羅することは難しいですが、プロフェッショナルの方々が部署の垣根を超えて助けてくださるので、自分から動けば動くほど、大きな知見と成果を得ることができます。