予防保全型維持管理

基本方針

点検や修繕など維持管理に係る費用を適切に配分し、効率的な維持管理を行います。

体系的に点検を実施し、その評価・判定の結果により、維持修繕計画を策定します。

施設の長寿命化を図ることによって、土木施設は100年間の供用を目標とします。

複数の維持管理シナリオについてライフサイクルコスト(LCC)を比較検討し、最小のシナリオを採用することによって、コスト縮減を図ります。

事業コストの標準化を図り、財務収支計画に反映・フィードバックさせることにより、経営の健全化につなげます。

維持管理の体系

維持管理の体系

劣化予測 - コンクリートの塩害予測例(桟橋上部工の場合)

桟橋の上部コンクリートは、塩害による劣化が進行します。補修せず放置した場合、コンクリート中の塩化物イオン量が増えて鉄筋に錆が発生し、コンクリートが剥離剥落し、補修工事が必要となります。
当社では、予防保全の観点から劣化状況を調査し、塩化物イオン量の予測値が腐食限界値を超える場合で、コンクリート表面から塩化物イオン浸透防止により限界値以下に抑えることが可能な場合に表面塗装を行います。
表面塗装を定期的(約20年に1回)に行い効果を持続させ上部コンクリートを長寿命化させ、ライフサイクルコストを最小化します。

劣化予測

評価 - ライフサイクルコストの算出(桟橋上部工の場合)

点検結果をもとに、劣化予測及びライフサイクルコスト算出の結果を考慮して、複数の維持シナリオを想定し、比較・評価します。
桟橋上部工の場合、シナリオ1のように予防保全型の維持管理をしていくことによって、100年間のライフサイクルコストを他のシナリオよりも少なく抑えることができます。

評価 - ライフサイクルコストの算出

維持管理の手順

土木施設を効率的に維持管理するためには、優先度に応じた点検頻度や点検項目を設定し、その結果を評価・判定することが重要となります。このため「土木施設維持管理マニュアル」に従って維持管理を行います。

岸壁点検調査

日常の運用状況や不具合等の確認のための定期巡回などを行うとともに、構造物の健全度や劣化進行速度を確認するための定期点検を行います。
定期点検の際は作業船を用いて各部材を確認するとともに、桟橋下に足場を設置して詳細な調査を行います。

外観詳細調査

外観詳細調査

塗膜試験

電位測定

電気防食

電気防食は、コンクリート表面に設置した陽極から鉄筋に防食電流を供給することにより鉄筋の腐食を停止させる工法です。遠隔監視制御システムの導入により、本社事務所のパソコンにおいて電気防食の管理を行っています。

電気防食

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